7人が本棚に入れています
本棚に追加
「こらッ!名前を聞く時はこっちから名乗るのが常識でしょ!」
少女が再びピシャリと少年を叩く
「んだよ~…なんでこっちから…しゃあねぇな、俺は冷龍。こっちのじいちゃんは冷巌。んで…」
「私は冷蘭っていいます。」
恐らく現地人であろうこの三人
共通の冷という名は姓なのだろう
「俺は…」
名前を教えて貰った礼に、青年も名乗ろうとした
その時…
バンッと音を立てて、家の扉が勢いよく開かれた
「邪魔するぜぇ。」
入ってきたのはガラの悪い三人組の男
全員、銃器で武装している
「…何の用じゃ?」
男達見て、冷巌は思い切り顔をしかめる
「はっ、わかってんだろ?税の徴収だよ。」
「そんな…!私達はちゃんと今月分支払いましたよ!」
「あれっぽっちじゃ足りねーんだよ。…ん?」
三人組のリーダーらしき男が、壁に掛かった青年の武器を発見した
最初のコメントを投稿しよう!