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「おいッ!こいつは銃じゃねーか!武器の所持は禁止しただろうがッ!」
男は肩にかけた銃を抜き、冷巌にその銃口を突き付ける
「ま、待てよ!コレは…」
「俺のだ。」
冷龍が言い終わる前に、青年は自身の武器を掴みとる
「あ?何だ、テメェ。」
「こ、こいつはそこの荒野で行き倒れてたから、俺達が助けたんだよ。」
「行き倒れ?」
訝しげな表情で、男は青年を見遣る
「どうするよ?リーダー」
手下の男が問い掛ける
「ぱっと見、食い詰めの賞金稼ぎかなんかだろ。放っとけ。」
リーダーの男は青年から視線を外し、冷巌を睨みつける
「明日まで待ってやる。出せるモンは全部寄越せ。でなきゃ…皆殺しだ。」
ニヤリと笑った後、三人組は家から出ていった
「今の奴らは?」
「…アンタには関係ねぇよっ。」
青年の質問に、冷龍は冷たく返した
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