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下に降りると
広間に立っていた巨大な石板が光り輝いてる
光り輝く石板の前に座り込んだ青い戦士風の男がニヤニヤ笑いながら話しかけてくる
「君は何を求めて来たんだ?
まぁ、栄誉にしろソウルの力にしろ
お望みのデーモンなら俺の後ろの岩に触れれば会えるぜ?」
なんだかこの男と口を聞く気にはなれなかった
この魂だけの存在の男も別段返答を待っているようには見えなかった
ん?そう言えば自分も肉体を持っていないようだ
唯一実体を持っているモノは見覚えのない指輪だった
「それは楔の縛環貴方のソウルを繋ぎとめる呪いです」
いつのまにか後ろに立っていた火防女が説明してくれる
なるほど、いくら力を込めても外れない・・・
「デーモンを狩る者よ得物はお持ちですか?お持ちでしたら指輪に念ずれば取り出せましょう」
念じようとも振ろうともヒノキの棒すら出てこない
「お持ちでは無いようですが、その指輪には4つ程武具を収納する事が出来ます、使い方は自ずとわかる事でしょう」
そう言うと自分の杖の先の炎を見つめながら何処かへ行ってしまう
さて・・・悩んでも仕方ない
そう自分に言い聞かせて厳つい顔の男が彫られた光る石に触れた
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