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西洋人形のような女の子が窓の縁に座っていた。
「もうすぐ、授業よ。淫乱教師が来る前に席に座りなさい」
すると渋々女子達は離れていった。
ふぅ、助かったと仁は助けてくれた女の子にありがとうを言うと気にするなと言われた。
「さっきの子はドール・ビクスって名前の子だよ」
庵乃が教えてくれた。
「へぇ。外国人?」
「まぁ、そんな感じかな。それより僕達も席に座ろう」
仁は庵乃に言われたところに座ると庵乃と荊の間だった。
イケメンと美人に挟まれちゃったよ。完璧引き立て役じゃんと仁は思っているとボンキュボンなナイスボディな女教師が入ってきた。
ビクスが淫乱教師と言った意味がなんとなく分かるのは露出の多い服を着ている為だった。
女教師はすぐさま仁を見つけ、教壇からこちらに向かって話してくる。
「貴方が判日仁君ね。私は宮結姫(きゅうけつひめ)って言うの。姫って呼んでね」
絶対呼ばねぇと仁が思っていると宮結と女子による言い合いと言う名の喧嘩が始まった。
どうやら仁を取り合っているらしい。
そんな状況は初めてなので固まる仁。
すると庵乃が動いた。
庵乃は仁の手を取ると教室から出た。
荊も付いてきている。
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