第4章 せかいの果て

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「カイル・マーロン・・・・・」 ミクは震えている。 「ミク?大丈夫?カイルって誰?」 「リン、知らないのか?カイル・マーロンってのは」 やめて❗ 双子はビックリしたのか、 飛び上がった。 「あの人の話は・・・やめて。」 「「ご、ごめん」」 ちょうど、その時、ゴーンゴーンゴーンと時計が3時を告げる音が屋敷の中に響き回った。 「あ!あら、おやつの時間だわ。」 リンが嬉しそうな顔をして ミクの顔を覗いた。 ミクが一回だけ、深呼吸を すると 「おやつにしましょう!今日は焼きたての・・・・・?」 「「ミク?」」 ミクが窓の外を見て 唖然としている。 「はぁ・・・・・、空気の読めない人だわ。」 窓の外、花壇の近くに立っていたのは・・・両手にいっぱいのお菓子を持ったルカだった。
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