自意識過剰

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暑さがまとわりつくような季節。 頭がクラクラして何もかもにイライラしてた。 私の名前はミナミ。19歳。女子大生。 そして隣りで運転してる暑苦しい男は、一応彼氏。名前はシュン。 シュン「なんか超混んでるね。 間に合うかな?? ごめんね。」 私は舌打ちしてタバコに火をつけた。 私は大学まで送ってもらってた。日頃授業なんてめったに出ないけど、今日間に合わなきゃ単位が足りない。 教授も鬼みたいで、大学でもヤバイと有名な教授。 友達から、今日は来るようにと何度も念を押されてた。 シュン「あと10分かぁ…」 私は一言だけ強く言った。 「間に合わせてね。」 笑顔でシュンの顔を見た。 「意地でも。」
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