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「俺が言ってやろうか?そいつに。」
なんだか
こんなに真剣に
想っている砂川を
こんな切なくさせるやつにむかついた。
「俺が手伝ってやるよ。」
「本当?」
「おぅ」
少し間を空けて
砂川が返事した。
「じゃぁさ、洋が私の片想いを甘くしてよ。プリンみたいにさ。」
にこっと笑う。
けど手が震えている。
てか…
えっ?
「砂川の好きなやつって…」
「甘くしてよ。洋が。」
苦い片想いは
俺の中でも甘く甘くなる。
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