はじまってから

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「別にさ、迷惑とかかけてくれたって構わないし、お前はもう少しかけるべきだとは思うけど、この時間に外に出るのだけはヤメろよ。本当に心配するから。」 絡めた手に少しだけ力がこめられた。私は答えられなかった。 ごめんね 私が強かったら、キミに出逢わなかったら 私は此処にいないだろうか 君はこんな私を大切だと言ってくれたのに 私はキミに何も返せてないね 私がいらなくなったら 捨てて いいから
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