そいつは突然やって来る

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今日は特にすることもなく平和で平凡な日。 隣では銀髪の女の子がクナイを磨いてる。 怖いなぁ...。 今、ちょっかいだしたらオレ串刺しにされちゃうかな? 「あーやめちゃん」 「なんですか?」 視線はクナイのまま返事だけ返ってきた。 「なんか、ひまー」 「そうですか」 「相手してー?」 「いやだ」 即答。 オレご主人様なのにね。 まぁそんなつれないところも気に入ってるけどさ。 「ひーまー」 「はぁ...昨日、宮澤君に何か雑誌借りてたじゃないですか。あれ読んだら?」 それ、エロ本。 オレそーゆーのに興味ねーのに『マミちゃんが表紙だから絶対オススメ』とか。 マミちゃんとは、翔梧が溺愛しているモデル。 タイプじゃないんだよね。 てゆか、エロ本なんか読まなくてもオレの場合、実体見せてくれる人沢山いるし。
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