それは本当に些細なことで

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「はぁ……。」 自宅のベランダ。手すりに大きくもたれながら大きな溜息。 そして星空を見上げる。それが日課な私、鈴谷 星羅(すずたに せいら)。    人生、つまらない事ばかり。    頭も見た目もそこそこ。 身長に限っては、17歳にしてはかなり小さい。 そんなだからか、友達はいるけど、彼氏なんて出来たこともない。 て言うか、男も女も私のことをからかって遊ぶ。 今に始まった事じゃないから、いい加減慣れたけどね。    それでも、自分を悲観せずには居られない。 そしてまた大きく溜息。
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