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廊下の奥、一番豪華な扉をノックする光夜。
「マスター、連れてきました。」
「あぁ…入りなさい。」
年老いた声が聞こえた。
中に入ると、声の通りの老人が座っていた。
「こちらがギルドマスターの岩呈だ。」
「……何遊んでるの、ウィル。」
「はて、何のことじゃ?」
マスター―岩呈を冷たい視線で見るアキにとぼけたように首を傾げる。
「…”ブレイク“。」
小さく唱えると、パリンと音がして、岩呈の顔が割れた。
サラサラと音がして、体まで崩れていく。
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