翌日

2/5
前へ
/19ページ
次へ
途方に暮れながら家に帰ると洗面所の鏡が目に映った。 そこには、悲しみと怒りで疲れきった翔太が映っていた。 ふと昔の事を思い出す。 幼い頃、翔太の家の玄関には鏡が置いてあった事を疑問に思い父に聞いてみた。 「どうして玄関に鏡がおいてあるの?」 「それはね、鏡には特別な力があるんだ。玄関に置いておけば魔の力からみんなを守ってくれるんだよ。」 と優しく父は言った。 しかしこんな状況になった今、無性に鏡に腹が立った。」
/19ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加