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部活がおわり、
『夏美、わたし、バイト行くから、』
『うん。わかったよ。』
『じゃ、一週間後にね。バイバイ』
『うん。じゃ、バイバイ。』
ユニは、いい、夏美は、そういった。
夏美は、部室にいると。
(忘れ物、忘れ物。)
ヒョンミンは、部室に入ってきた。
『なにしてるの。』
『先輩、よるに日本に帰るんで、カメラの掃除していたんです。』
『日本に?』
『はい。おじさんが亡くなって、十年なので、家族で、集まるんです。』
『そういえば、君が持っていた写真。写真家の伊藤理だよね。君もファンなのか。』
『はい。伊藤理は、私のおじさんです。お父さんの友達で、小さい頃から、仲良くしてるんです。日本に帰るのは、理おじさんので、帰るんです。』
『え!俺もファンだよ。』
『そうなんですか。だから、先輩の写真、おじさんに少し似てるんですね。』
『そうか。』
『はい。ところで先輩、今何時ですか?』
『いま、七時半だよ。』
『やばい。8時半の飛行機だった。』
『え!間に合うのか?』
『たしか、七時40分のバスにのるんで、間に合うかと』
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