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キーンコーンカーンコーン…
チャイムが鳴り学校の終わりを知らせる
他の生徒が慌ただしく教室から去っていくなか
俺はだらだらと帰りの支度をしていた
「夜文―、急げよ!ゲーム売り切れちまう!」
こいつは、名方 正義-なかた まさよし-
小学校からの付き合いで、何か新しいことをするときは何かと俺を巻き込む
「ちょっと待ってろ―、すぐ行くから」
まぁ結果楽しいから問題はないがな
「はやく!はやく!」
「今行くぞー」
そう言って机の横にさげられた鞄を取り正義の元に行く
「正義ー、今回はえらく騒いでんな」
「そりゃそうだろ!世界初の疑似体験だぞ!黙ってられるか!!」
と、よりいっそう騒ぎだす
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