とられない様にしなきゃ

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とりあえず私達は席に着い…た…。 ……もう既に峻兎が寝てる…。 とりあえず先生が見てない隙に消しゴムの切れ端を峻兎に向かって投げたら、当たって峻兎が起きた。 そして私に向かって口パクで (寝てスマン) って喋りかけてきたから私は (分かればよろしい) って口パクで返した後に前を向いた。 それと同時に先生が 「とりあえず昨日話した転校生を紹介するから話したりしないように」 そう言ったら教室が一瞬にしてシーンとした。 先生はそれを見計らって転校生に 「入って来なさい」 と言った。 すると扉がガラッと開いて身長が高くて紗矢ちゃんみたいな女の子が入ってきた。 「とりあえず皆に軽く自己紹介を…」 「分かりました。私は真城優子と言います。これからこのクラスの一員になるのでよろしくお願いします」 礼儀正しく自己紹介をした。 「えーっと…真城さんは数年前に事故に遭い引っ越しました。でも体調が良くなったらしくてこちらに戻って来たそうです」 何故かどや顔で先生が言った。何か腹立つな…。 「あと、私はクラスに慣れればこういう喋り方は辞めますね」 優子ちゃんは付け足して言った。
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