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校舎内の廊下で高笑いを続ける俺に、かわいいあの子が遠慮がちに話しかけてくる。
「せ、先生…」
背がちっちゃくて、黒い髪がさらさらしてて、女の子みたいにかわいいこの子は、俺の愛嫁ユウヤちゃんだ。
「ん?
どうしたユウヤ?
またおトイレか?
おっちゃんがしーしーするとこ見ててやろうか?
がははははっ!」
俺からのイタリアンジョークに、頭を横にふるふると振るユウヤ。
ぐはあ!
頭ふるふる萌えたぎるー!
ユウヤちゃん結婚してくれー!
そんな脳内暴走する俺に、ユウヤは再び遠慮がちに言った。
「ぼくの友達…ナツキくんとツカサくんは?」
ユウヤからの質問に、俺は朝☆ズバのようにズバッ!と答える。
「ナツキは少し遅れてくるのだ。
そして遅れた秒数だけ、舐めるようにお尻ペンペンしてやるふひひひひ」
俺からのセクシャルかつハラスメントな発言を聞いたユウヤの表情が、一気に青ざめる。
ナツキというのは、ユウヤと同じくらいちっちゃくてかわいい、全身が小麦色に日焼けした男の子だ。
言葉遣いがドメスティックなほどバイオレンスなのがたまにきずだが、かわいいし、うちっ子(一人称がうち)なので、このウエト様が特別に許す!
そしてツカサというのは…。
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