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「先生、買ってきたよ」
白い帽子をかぶった、王子様のようにかわいい子が、階段を上ってくる。
「テラマックとペカ・コーラ、七個ずつでいいんだよね?」
そう。
この俺好みのめっちゃ可愛らしい子がツカサだ。
…ツカサなのだが…。
俺は、モクドナルドの茶色い紙袋を2つ抱えるそのかわいい子に近づき、いきなりハーフパンツを引きずり下ろそうとした。
「うわっ!?
いきなり何するんだよ先生!?」
「うるさい黙れ!
お前が前回俺に何したか覚えてんのかコラ!
身体検査だコラ!」
訳あって詳しい話しは省くが、怒りと興奮で頭と下半身をカンカンにしたオレは、嫌がるツカサのハーフパンツをつかんだ指に、力を加える。
「ちょっ!?
今回はちゃんと男だからオレ!
だ、だからやめ…!」
ズキューーーーン!!
…お、男の子と聞いたからにはさらに容赦せんっ!
繰り返す!
このウエト、容赦せんっ!!
ツカサちゃん、はぁ…はぁ…!!
「…やめろよ先生。
俺のツカサちゃんが嫌がってんじゃあねぇかよぉ」
その漢(おとこ)らしい声と共に、ハーフパンツをつかんでいた俺様のゴッドハンドが、何者かの手によってつかまれた。
俺は首を右後ろに回し、その手の主のほうを見る。
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