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…そこにはいい男の子が立っていた。
名はヨシオという。
しかしそんな事などどうでもいい。
…今こいつ……なんつったゴルァ…?
俺の脳内尋問に答えるかのように、再びヨシオは言った。
「早く“俺のツカサちゃん”からさぁ、手ぇ離してくんないかなぁ、先生?」
……こんの野郎ぉ!!
…こいつ、殺す…!!
…ウエトノート(恨み手帳)に名前を書き込んで、三年後くらいに社会的に殺してやる…!!
そんな脳内大暴走中の俺に、ヨシオの逆サイドから、スッと写真が差し出された。
「…こ、これは…ッ!!」
思わずツカサのハーフパンツから手を離し、食い入るように写真を見つめる俺。
その写真には…
…ひ、ひと糸まとわぬ姿でお風呂で戯れる、ナツキちゃんと、ツカサちゃんが映ってたんだぜ…。
だ、大事なところが湯気で見えないんだぜ…。
「…ね?
よく撮れてるでしょ、その写真?
にゃはははは♪」
その声のほう…左側に顔を向ければ、楽しそうに笑うショウタの顔があった。
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