私は猫

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  ――――――    私は今、彼に頭を撫でてもらっている。彼の長く少し骨っぽい指が私の髪に触れていると思うと、うっとりと安堵する。彼にもたれると、彼の息遣いが聞こえてくる。  なんて幸せな時間だろう。
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