私は猫

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 ……って事が彼女の中で起こるように仕向けて、本当、正解だったな。  彼女の数少ない友達を疎遠にさせたり、近付こうとする害虫を叩き落としたり……大変だったけど、無事、彼女を手に入れられて良かった。  たった3歳で運命を感じたんだ。きっと生まれる前から決まっていたのだろう。僕と彼女は結ばれなければいけなかったんだ。  彼女の髪、彼女の瞳、彼女の唇、彼女の肢体、彼女の声、彼女の心、彼女の全ては僕のものだ。
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