私は猫

おわりに

　一応解説…というか裏設定を語らせていただきますと、(あ、読む必要はないですよ！)

　先に惚れたのは彼の方です。初対面でマジ惚れです。その後、色々とコネを持つ父親に頼んで彼女を孤独にさせます。彼の計画では、そんな寂しい彼女に優しく声をかけて付け入る事になっていました。計画は実行され、彼女は唯一親しくなる彼と仲良くなります。が、彼は自分の存在を大きくするため一度突き放し、同時に彼女を試します。案の定、彼女は彼の事しか考えられず、彼のものになる事を自ら選びます。彼は彼女の身も心も手に入れ、彼女は彼のものになる事ができたのです。
　面倒臭かったので出しませんでしたが、彼の父親も彼女に少し気があり、彼女に優しくしたり彼の事で悩む弱った彼女を口説いたりします。まぁ、そんなのはどうでもいいんです。だって彼女の小指の赤い糸は彼の小指ときっちり繋がっているんですから。