2人が本棚に入れています
本棚に追加
普段通りにカバンを肩に掛け、眼鏡をかける。
マンションの階段を下りてポストの確認。
一年以上も通えばマンネリもいいとこだ。
少し歩けば学園が見える
何も考えずにイヤホンから流れる音楽を聴く。
いきなり背中に衝撃を受けた。
その方向を見ると
顔立ちの整っている女生徒が満面の笑みで立っていた
彼女がターゲットだ。
とりあえずイヤホンを片方外す。
「お早よう。かなで」
「お早よう。」
彼女は、皐 真理。
身長は俺とほとんど変わらない。ちなみに俺は160cmだ
生憎身長が伸びない身体だから何といわれようと気にしない。
ついでに補足すると、彼女は皐月学園の学長の孫娘だ。
「ねぇ、かなで。なんでいつもそんなにスカート長いの?」
「生徒手帳に書いてるから。」
「いまどき流行らないよぉ」
校門辺りでそんな話をしながら歩いている。
これもいつもどおり
そうそう、忘れていた。
俺は今、女生徒の制服を身にまとっている。
これも訳あって…
あまり気にしないでほしい。
そして特におもしろい話もなく、教室に着いた
俺のクラスは2-A
彼女は2-D
俺たちは廊下でわかれ教室に入った。
最初のコメントを投稿しよう!