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部活も終わり、帰る頃には、周りのビルもほとんどが光を放っていなかった。
周りの景色におされ、腕時計をみてみれば‥9:00を過ぎた所。
急いで待ち合わせの、学校の裏の校門までダッシュで行けば‥
街頭に綺麗に照らされている‥竜舞が居た。
嬉しさのあまり、ニヤける顔を抑え
「ゴメン、待たせた」
とそっけなく話し掛ける。
こんな態度しかとれない自分が本当に嫌いだった‥
「大丈夫、待ってないから。ってか髪まだ濡れてるけど‥急がせちゃった?」
あー‥やっぱり、こんな私に気遣かってくれる彼が大好きだ、と今日も思う。
いつまでも、いつまでもこんな日々が続いてる事を祈りながら、暗闇の中へと足を進めた。
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