゚*弟1章*゚

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 部活も終わり、帰る頃には、周りのビルもほとんどが光を放っていなかった。  周りの景色におされ、腕時計をみてみれば‥9:00を過ぎた所。  急いで待ち合わせの、学校の裏の校門までダッシュで行けば‥ 街頭に綺麗に照らされている‥竜舞が居た。 嬉しさのあまり、ニヤける顔を抑え 「ゴメン、待たせた」   とそっけなく話し掛ける。 こんな態度しかとれない自分が本当に嫌いだった‥  「大丈夫、待ってないから。ってか髪まだ濡れてるけど‥急がせちゃった?」  あー‥やっぱり、こんな私に気遣かってくれる彼が大好きだ、と今日も思う。  いつまでも、いつまでもこんな日々が続いてる事を祈りながら、暗闇の中へと足を進めた。  
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