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意外
「あ、そうそう高橋はなんでこっちのクラス来たの？」
「お、せや、鈴木が貸してって言っとったDVD持ってきたンやでェ」
「あ、マジで！？あのDVD全部持ってきたの！？」
「何のDVDのことだよ？」
「『ｸﾞｰﾁｮｷ戦隊 ジャンケンジャー』や」
「………え、なんだそれ」
「知らないの？今現在、国民的人気アニメ第一位を3週連続とってる特撮ヒーローモノで、主人公のジャンケーン・レッドはいつもはヘタレだけど変身すると仲間を守るために凄く強くなるんだよ」
「…鈴木詳しいな…？」
「せやで。俺ンとこは弟がハマってンねんけど、鈴木は前からジャンケンジャーが大好「高橋は黙って」…ぐっ…（ﾊﾞﾀｯ）」
「（丸めた新聞紙で気絶させた！？）」
「別に好きな訳じゃないよ。僕の弟が好きなだけ。」
「鈴木、一人っ子だよな」
「………………」
「………………」
「今すぐその記憶消してあげる」
「おま、何をする気だ！何を！！！………ってまるめた新聞紙を構えるの全力でやめろ！！！！」
「これは構えてるんじゃないよ、振り上げてるだけ。」
「一緒だ…！！！！！！」
（少年Ｂ鈴木はヒーローに憧れる意外に可愛い奴………？）
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