・・・首飾り・・・

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―――ジリリリリーン♪ ―――バシッ!! もう朝か・・・ 起きねぇと遅刻するな・・・ だりぃなぁ・・・ よしっ!! 眠いが俺は起き上がり、テレビをつけて・・・ 洗面所で顔を洗い、軽くうがいしてから・・・ 冷蔵庫から牛乳を出して、昨日コンビニで買ったパンにかじりついた。 テレビでは朝から、いろんなニュースが流れていた。 強盗、窃盗、傷害、様々なニュースが毎日溢れている。 ニュースを見ながら食べていると・・・無性に胃が重くなってくる。 俺はチャンネルを変えた。 流行りのグッズを可愛い女の子達が紹介していた。 これなら、胃も重くならず食事が出来そうだ♪ 流行りの文房具は、デザインだけじゃなく、機能性まで優れていた。 俺の持ってる文房具とは、全く違うものばかりだ・・・ 俺が持ってるのは、百均で買ったボールペンやシャーペン・・・消しゴムにハサミ・・・ その他にも見たけど、どれも百均か誰かからもらった文具だけだった・・・ まぁ・・・文具見て、楽しんで喜ぶ歳ではないし・・・ 女じゃねぇから、使えりゃそれで良いんだけどな。 パンを3つ食べて、洗面所に行き、歯磨きをして髪型を整えた。 服を着替えて、時計をして財布と携帯電話をポケットに入れて・・・カバンを持って部屋を出た。 駅前まで来ると同じクラスの平井が声を掛けてきた。 ヒライ「よぉ♪守元柚姫♪」 くそっ!! また人の名前を・・・ フルネームで呼びやがって!! ヒライ「あれ~!?聞こえないかなぁ? も・り・も・と・ゆ・き・ちゃん!」 ユウキ「誰が!?(怒)ゆきだっ?(怒) 俺はユウキだっ!!」 ヒライ「なぁんだ♪(笑)聴こえてんじゃねぇかよ!(笑) 口にして呼んだら、普通になるだろ? だから、可愛く呼んでやろうと思ってさ!(笑)」 ユウキ「やかましい!!(怒) 嬉しくないぞ!!(怒)」 ヒライ「だってよぉ・・・お前の名前って、漢字で見たら可愛いだろ♪ 最初、女かと思ったぜ♪(笑)」 朝からウザイ!! こいつは毎回俺の名前で遊ぶ・・・ 高校入学早々に、こいつ平井は俺の名前を見てからかってきた。
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