2人が本棚に入れています
本棚に追加
/76ページ
ぐぬぅ・・・、しかしだ!!
デザートにパンまで・・・、こ・・・これは、俺の明日の朝食まで準備される話ではないか・・・
いやいや、待て!待て!待て!!
くそぉ・・・誘惑に打ち勝つのだ!
頑張れ!俺!!
ヒライ「おい!いつまで百面相してんだよ?!
で・・・決まったか?」
百面相?!
くそっ!!
朝食ゲットに悩み過ぎたか・・・(汗)
ユウキ「・・・、なぁ・・・、朝食分は魅力だが、晩飯は?
第一、話の内容次第では・・・他にも要求するかもしれないし、もしかしたら断るかもしれない。
ということで、軽く話せ!!」
よしっ!
エライぞ!俺!!
昼飯や朝飯だけで終わらせるな!
・・・って、あれ?!
俺、引き受ける気満々なのか・・・(汗)
ヒライ「ん~・・・、話すより渡す!ほれ、受けとれ!」
そう言って、平井が鞄から出したモノは・・・(汗)
ユウキ「うおぉぉぉぉぉーっ!!」
思わず俺は平井から離れた。
ヒライ「あっ、そんなにか?ふ~ん・・・、そうなのか・・・。」
ユウキ「平井!どこでそんなもん拾って来たんだよ!!」
ヒライ「ん?これ・・・、これは・・・うちの隣の美紀ちゃんが、助けてくれって言うからさ!
ユキなら大丈夫だろうと思って預かった。」
ユウキ「んなもん、勝手に引き受けるな!預かるな!
っていうか、そんな普通に手にしてるお前が信じられない!」
ヒライ「?・・・って言われても!
俺には、ただの髪飾りにしか見えないんだが・・・。
これ・・・何かあるのか?」
?!
これ・・・何かあるのか?だと?
助けてくれって預かったのに・・・理由も聞かずに預かったのか?(汗)
ユウキ「平井、もしかして・・・、何も話を聞いてないのか?」
ヒライ「うん!!聞いてない。
助けてって涙目で渡されただけだ!」
いや・・・おい・・・(汗)
そんな自信満々な態度で・・・
はぁ~・・・
こいつは・・・
本当に・・・大丈夫か?
ん?
平井の・・・?!
ユウキ「平井!!手を放せ!!」
ヒライ「えっ?なんだよ?」
ユウキ「いいから、早く放せ!!放せよ!!」
俺の真剣な表情から、平井は手に持っていたモノを放した。
当然だが、カシャンッ!!と音をたてて地面に落ちる・・・。
最初のコメントを投稿しよう!