ちねもり

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龍「‥あれ、携帯がない」 楽屋から少し来たところで 携帯がないことに気付いた 楽屋に忘れてきたかな? 龍「戻るのめんど‥」 そう呟きながらも 来た道を戻る俺 「侑李遅いー」 スタジオの入り口に行けば 知らない女の子と 知念くんが立っていた 「なんで今日マフラーしてないの?」 侑「忘れてきちゃった」 可愛らしく言う知念くん 「じゃあ一緒にマフラーしよっか」 女の子はそう言うと 鞄から長いマフラーを取り出して 2人でマフラーを巻いていた 侑「ふふ、これなら暖かいね」 幸せそうに微笑んでる2人 ねえ、俺にマフラー貸してくれた 優しさは自分の為だったの? 龍「っ‥」 ぼんやりとなる視界 歩き出した2人を遠くから見つめて その場に立ち尽くす俺 龍「うっ‥」 2人の姿が見えなくなってから 涙が溢れ出てきた 龍「知念くん‥知念くん‥っ」 どんなに名前を呼んでも この声は君に届かないのかな‥ end 矛盾してるとこがいっぱい おわたおわた←  
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