今年のはじめ

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「で?どーしたの?」 「あ、えーと…」 言えるわけないんですよ。 初めて告った時さえ30分は余裕で使ったんですから。 「普通の話でもしよっか」 こう、優しいでしょ?← そうだ。言い忘れてたけど 和也先輩、ぶちょさんなんですよ! …平等に優しいからさ、この方。 そんな優しさに乗っかって、 ただの世間話してたんです。 学校閉まる直前まで。えへ☆ 「…帰ろっか」 「はい…」 ま、伝えられないまま学校を後に。 ほんとはこのまま帰れば良かったんですよ。でも、なんで呼ばれたんだ?ってなるだろうなって思って。 駅の改札の前。 …ここで言うなら、学校で言ってしまえよって。 後悔しまくったまま。 「ちょっと、待ってください!」 「ん?」 「和也先輩の事好きです。あ、と…ダメなのは分かってるんで、返事いらないです。でも、…次に好きな人出来るまで好きでいていいですか?」 って、言ったつもり!
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