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風を切るように肩を揺らしながら歩く俺。
不良だけがゆるされた歩き方だ。
そんな俺をやはり周りは見てくる。
(ちょっとオシャレ過ぎたか?)
そんな事を思いながらもJUSCOに着く。
一通り店内を歩くと目の前から少人数が歩いて来る。
そいつらは眼鏡をかけ、ジーンズにガラシャツをインしていて、大きなリュックを背負っている。おまけにバンダナを頭に巻き帽子をかぶっていた。
俺はわかった。
奴らはオタクだと。
(けりをつけるか。)
俺はオタクに絡んだ。
「オイッ!パンチされたくなかったら金だせや!!」
オタク達は一瞬驚いたが、1人が俺の前に立ち状態を低くした。
「やる気か?」
俺は拳を固くした。
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