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その言葉に私は何も言えなかった…
だけど、隼人は独り言の様に
「俺、亜子の事嫌いになった訳じゃなかった…
高校卒業して一年別れて、寄り戻した時
本気で、結婚するなら亜子しか居てないと思ってた…」
その言葉に私は
『うん…私も隼人と結婚するつもりでいたよ?』
隼「なら…」
私『隼人、私も本音話すね!
私も隼人の事嫌いになって別れた訳じゃなかった…けど…
あの頃、お互い仕事が忙しくて、会う時間がなくて…
今みたいに携帯もなかったからすれ違いが続いてて、
不安になる事が多くなって…
〔信じる〕って事が出来なくなって、ケンカが増えて …
そんな時、隼人女の子実家に入れてた…』
隼「亜子…あれは…」
私『うん… 理由はあの時聞いたから…
だけど、あの頃はその言葉も信じる事が出来なくなってた…
私は、彼氏の家に行くのって、彼女の特権やと思ってたから…自分が仕事してる間にも、隼人は女連れてんじゃないか…
とか色々マイナスの事しか考えられへん様になってたから…
別れた方がお互い楽になるんじゃないかと思って…』
話てる間に電車が来て、腰をあげ、電車に乗りこんだ…
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