プロローグ2

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「今からアランが召喚するんだってさ」 「きっとランクAだぜ」 「お前知らないのか?まだ交信出来てないって噂だぞ」 「マジかよ。天才が失敗するかもしれないってのか?」 ザワザワ 「…っ」 (大丈夫僕は出来る!みんながついてるんだ!) 魔法陣の真ん中で召喚石に血をつける。そして魔力を流す! ドクン! 「我が呼びかけに応えよ」 ―!― (!繋がったか!僕が失敗なんてする訳無いだろ。馬鹿共が!) 「我が半身となるモノよ」 ―何でもありませんよ。少し気分が悪いので帰りますね― (召喚と分からないのか?) 「その名を我に教えたまえ」 「さすれば我ら引き合わん」 ―はい!それじゃあまた!― (誰と話してたんだよ) 「我が名はアラン=ハワード」 ―何なんだよこの声は!― (僕が分からないだと?) ―え?― ―死んだなこれは。父さん母さん、息子の先逝く不孝をお許しください― (コイツは何考えてるんだよ!なんで名前を言わないんだよ!) 「お前の名は何だ!」 ―っ!如月志季だよ!お前はなん…― カッ これはとある世界で二人の青年が会合し始まる物語である
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