【現在】全知無能の神

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「……お前、ホントに神なのか?」 「ええ。ホントよ。あたしは何でも知ってるわ」 「じゃあ、コレは?」 「……ハコ」 「テレビだよ! 何にも知らねえじゃねーか!」 こんな会話を、もう何度しただろう? 僕は意地を張って、彼女のいうことなんて聞こうとしなかった なんて道化。滑稽すぎて涙も出ない そして、また願った 願ってはいけなかったのに――願った 『彼女たちを。……みんなを助けて』 これが、ぼくの始まり
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