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悲しい事実を。
先に伝えておこうと思う
この物語は……
言うなれば、後悔と懺悔の塊
醜悪と終末の吹き溜まり
――要するに
最悪の結末(Bad End)が当たり前の世界
もがいて、あがいて。
嘲られ、蔑まれ
苦悶し苦悩し。
絶望し羨望する
果てには。
《ひぐらしのなく頃に》みたいな反則技を使ってまでつかみとろうとした幸福が、ここには存在しない
でも、僕の原初だ
僕の存在理由で、存在価値で、存在証明だ
そんな言い訳を、聞いてくれるだろうか
……それじゃあ。
語り始めて、騙り初めよう
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