【249日】始まりの100秒
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しまった。重症なヒトに言うようなセリフじゃない それでも、赤色の少女は――大怪我を負って、それでも。静かに笑って、こう言った 「あぁ――やっと逢えた。あたしの……×××××」 「今、なんて……?」 そして少女は意識を手放す。 その顔は微笑んでいて、その命は――とても儚げだった 誰が呼んだのだろう。 気付けば、サイレンが鳴り響いて 僕は少女に付き添って、救急車に乗せられていた
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