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流石にここまできて隠すのも見苦しいか
「あぁ、見たよ」
「そうか、うちの組織ではあのバケモノを目撃してしまった人の処罰は2つに1つだ」
処罰って…俺が悪いことをしたかのように言うな
「仲間にするか、口止めするか」
「ちょっと待ってくれ、仲間にするって、お前たちは一体なんの組織なんだ」
「安心しろ、ほとんどの人類の味方だ。お前のみたあのバケモノを駆除するのが我々の仕事だからな」
とりあえず敵ではないようだ
「まぁ仲間になるのはしんどいんでパスで、俺がだれにも言わなきゃそれでいいんだろ?」
「そうか、潔いな」
え?
梶原さんが懐からあれを取り出す
「ちょっと待て、知らないみたいだから教えてやるがそれは断じて口止めする道具ではなく、人の頭をぶち抜く道具だ」
「なにを言っている、お前こそ知らないみたいだから教えてやる、死人に口なしという言葉を!」
バンッ!
ギリギリ、間一髪避けられたようだ
若干弾が頬をかすったようで血がポタポタたれる
こいつは本気だ!
「あの、今からでも仲間にしてもらうって出来ないんでしょうか」
「仲間になってくれるのか?ありがたい、私も本当は人間は殺したくないんだ」
くそ、これからどうなんだよ
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