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俺の言った事を確認するように、机の上に置かれている紙を見る。
それを確認し終えた明日香は、今度は俺の顔を見てくる。
「……一年生から帰宅部?」
「あ~違うから、あと少し黙っててくれない」
明日香の話はどこかズレているときがある。
ので、万全の状態でない今の俺ではついていけないのであった。
白峰明日香(しらみねあすか)
俺の幼なじみである。
家が隣ということもあり昔からの仲なのだが未だに理解出来ないこともちらほらと。
のため、そういう場合は万全の状態でない以外はさっきみたいに軽くあしらうようにしている。
容姿は、キャラメルブラウンの髪をほわほわにしていて、瞳の色は髪と一緒でブラウン。二重でまん丸の目。
出る所はしっかり出ていて、締まる所はしっかり締まっている。
まぁ、何だ。とにかく可愛い奴とだけいっておこうか。
と明日香の説明はこのくらいにして、現実と向き合う事にする。
「部活か~、楽なのがいいから文化系は決定だな。あとは幽霊部員でも良くて、あんまり活動してなさそうな所がベストな条件だな」
それを聞いていたらしい明日香は、唇に人差し指をあて考えてくれている。
こういう所は明日香のいい所だな。
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