1章†…予知夢…†

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「何か可笑しなことでもあったのか?」 「えぇ、彼女の携帯に電話が掛かってきたのよ、そしたら彼女は飛び降りた…と言うよりも突き落とされた感じがしたのよ」 「突き落とされたぁっ!?こんな大勢の人がいる中で!?あ…えっと…ばれずに出来る訳…ないと思うんだけど…」 七海の叫び声にも似た声があまりにも大きかったため、道行く人が彼女達のことを、不審気に見ていることに気付いた七海は、恥ずかしさのあまり語尾を窄めて言った。 「えぇ、それは実際にないと思うわ、上から視ていたけど人の手なんて見えなかったもの」 「じゃぁなんで…」 「知らないわよ、とりあえずこれ以上ここで話をしても無駄なだけだから、さっさと帰るわよ」 「まぁ、別に帰りながらでもいいが…その女の人は夕方にここで飛び降り…突き落とされたんだよな?」 「えぇ、そうよ」 「夕方なら俺たちも監視出来るだろうから、明日から少しここで見張っとかないか?」 「この事知ってんの私達だけだもんね、うん、用心するに越したことはないよ、きっと」 「あんた達あたしが言ったこと覚えてないわけ?予知夢はいつそれが起こるかわからないのよ?明日明後日のことじゃなく、何ヶ月も先の可能性だってあるのよ?と言う訳で却下」 「えーじゃぁ私たちに一体何しろって言うのさぁ」 二人がとりあえずの意見を述べるが、対して夢見はそれを却下 そのことに七海がぶつくさと文句を言っていると、蒼空がまた意見を出した
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