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「出るわけないでしょ。それより、この部屋なんなのよ?ただの宿直室には見えないんだけど?」
と、夢見が三人のやり取りを制しそう発言する。
「夢見ちゃん?ただの宿直室には見えない…ってどうゆうこと?」
「あんた何言ってんの?普通宿直室…いえ、学校にこんな不気味な物あるわけないでしょ?」
と、未だに入り口に立っている彼女は、険しい表情から怪訝な表情へとかわり、部屋中を見渡しながら答える
そう、夢見の目には今酷く不可解で不思議な物が大量に見えているのだ。
腕輪と思えるそれの装飾は大量の目玉
棚に置いてある物は不可思議な水晶
天井から吊り下げられているのは大量の髪の毛
大量の宝石が散りばめられた短刀は無造作に転がっている
壁からは剥製とは違う生々しさの残る動物の上半身が生えている
可愛らしいデフォルメの熊がデザインされた扇子
魔女が使うであろうような大きな壺の中には元が何かわからない大量の生き物だったであろう物
人間の生首のような物
水盆に乗っているのは細切れにされた指のような物
それ以外にもまだまだある…否、あってはいけない物
さらに言えば外から見える部屋の大きさと、中の大きさが明らかに可笑しい…
何故ならばそのくらい物が多すぎるからだ。
それらの不可思議なことに戸惑いを隠せない夢見
そんな彼女を余所に各々意見をする三人
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