2章†…宿直室の降魔師…†

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「やっぱり一条さんにはこの部屋の物が見えたな」 「うん、やっぱり連れて来てよかったよ」 「ねぇ…私悪趣味とか思われないかな…?」 夢見の驚きや質問に蒼空達は反応を示さずにいると、夢見が三度訊ねてくる。…本日二度目の険しい表情をしながら 「だからあんた達…ここは何?これは何?あなたは何者?」 「夢見ちゃんどうしたの?もしかして…また不機嫌…?」 「当たり前でしょ!?結城朱里さん!!質問に答えて下さい!!」 早口にまくしたて、戸惑いと苛立ちを混ぜた夢見がそう怒鳴ると 「え~私が説明するの…?仕方ないわねぇ…」 何時の間に用意したのか、人数分の適度に温められたら緑茶を出しながら、彼女は嫌々ながらもそう答え、話し始めた。 夢見の質問したここは何でこれは何かで彼女が何者なのかを…
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