2章†…宿直室の降魔師…†

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「あ!勿論警察内部でも極々一部の人は視えたりするけどね?そーゆう人達から私に仕事が回ってくるのよ」 「そうですか…」 と、夢見も疲れてきているのか、少しずつ反応が薄くなってきている。 「あぁ!それとここにある道具には、ちょっとした術式掛けてるから見える人と見えない人がいるのよ」 話半分になりかけている夢見は気が付き、そして思った… 彼女、結城朱里は口調が大人っぽくなったかと思えば子供っぽくもなる…忙しい人なんだな、と思いながらも自分から質問した手前、一応は返事をする。 「えぇと…その術式とは?」 「魔術や降霊術・呪術・仙術や妖術などを使った技みたいなものよ。降霊術とか仙術とかをひっくるめて『魔術』って言ったりもするけどね」 「その魔術が魔法みたいだから、私は魔法使いって言ったんだけどね」 「魔術は物理的に証明が出来るの。否定する人も多いけどね…でも魔法は理に叶っていないのよ。」 「要するに魔術は根本で何か準備をしたら出来るけど、魔法は準備も何もしないで出来る…と言うことかしら?」 「今のだけでそこまでわかるとは流石ですね~」 と、結城は夢見に感嘆の声をあげ、さらに拍手を贈る。
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