†…2…†

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そしてもう一人、口を挟まなかった…否、挟めなかった彼女もまた 「私だって嫌だよ?存在しえないモノの夢を視たのなら、夢見ちゃんも何かしら巻き込まれる可能性もあるんだよね?」 「あんた起きてたの…?」 「ね、寝てなんかない、よ?もー最初から最後までちゃんと聞いてたもん」 「…ならいいわ」 何か言うのがむしろ情けなく思ったのか、夢見は彼女にそれだけで済ました。 だが、反対に残りの二人は済まさなかった 「七海…お前顔洗ってこい」 「せっかくの可愛らしい顔が台無しね」 「え…どーゆう意…え?嘘…?ちょっとヤだ…えっと…ごめんなさい」 蒼空達の発言に対し、あたふたしながら七海はそう言い残し、洗面所へと走って行った。 「はぁ…彼女がいたらなんか緊張感崩れるわ…」 そう溜め息混じりの苦言を漏らす夢見であったが 「でもそ~ゆうとこが、七海ちゃんのいいとこじゃない?そこにいるだけで、場が和んで落ち着きもするし、逆に楽しくもなる。いい子じゃないの」 結城が間違いのない確かなことを言うので、返事に困り結局すぐに話を戻すことに決めた。
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