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「はぁ…七海あんた五月蝿いわね…」
「別に俺らは怒ってる訳じゃない。ただお前が少し邪魔なだけ」
「七海ちゃんがいるとす~ぐ話逸れるちゃうからね~?」
軍配は七海に上がった
だが、素直に喜べない七海であった。
「えっと…じゃぁ改めてごめんなさい…気を付けます。」
「まぁ五月蝿いだけで別に怒ってないわよ。反省してるのなら今後気を付けて」
「ほ、本当?怒ってないの?…よかったぁーもうずっと無視され
「って言ってる傍から話ズレそうだから戻すぞ?結城さん、被害者は出てるってことでいいんだよな?」
七海はまたもや話を逸らし掛け、皆をおずおずと見ている。
そんな彼女を夢見は、やっぱり七海は満面の笑みでいる方が似合うな…と、珍しく優しい表情で見ていた。
「さっきも言ったけど確証はないわよ?警察の情報だと、少なくとも5人程不可解な死を遂げているわ…そして全員ある共通点があるの」
「共通点…ですか」
夢見は共通点と言う言葉が再び出てき、またもや見つからないことに悔しそうだ。
「誰かその共通点がわかるかしら?」
そして結城が今度は全員に聞いてみる…が、当然答えは出ない
「そんなの解るわけないだろ?答えるどころか俺達には何のヒントもない」
「そうね…ごめんなさい。ちょっとした息抜きよ息抜き」
一言謝罪を入れた結城は、改まり説明を続けた。
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