†…2…†

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「被害者の共通点はね?全員可笑しな電話が掛かってきた数日後に亡くなってるのよ」 「可笑しな電話…?どんな内容なんですか?」 「それが私達も詳しくわからないのよ…わかってるのは、非通知ってことと、亡くなった日には履歴が消えてること。この近辺で起きてる、ってことくらいかしらね…」 「情報が少なすぎるだろ…俺達はどうしたらいいんだよ?」 「酷いことを言うけど、それは自分たちでなんとかして。もし情報が入れば伝えるけど、あまり期待しない方がいいわ」 三人がどうしたものかと悩んでいると、七海がもっともなことを言う。 「じゃぁさ?情報が少ないんだったら私達は私達で調べようよ?被害者が出てるんだったら、少しは知ってる人もいるんじゃないかな」 「確かにそうだな…じゃぁ結城さん、俺達は俺達で勝手に動くけどいいよな?」 「えぇ構わないわ。でも、危険な真似はしないでね?」 「七海了解しました!必ずや解決してみせます!!先ずは情報収集から行ってきます!!」 意気揚々とそう告げる七海に、夢見が壁掛け時計を見て提案を持ちかける
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