44人が本棚に入れています
本棚に追加
「いや~俺気になったらすぐ違うことしちゃうんだよね…それでちょっと戻ってきた」
「ふ~ん?何か用事でもあったの?」
「あ、一条今のはちゃんと褒めてるからな?でも結城さん以上の人は存在しないから気にすんな!!」
どうやら彼は、誰かが話しかけようが、話しかけられまいが、ほっといたら勝手に話す性格のようだ。
「ホント嵐みたいな人ね…」
「大地はみたいじゃなくて嵐そのものだからな」
再び彼は、嵐のように好き放題話を進め始める
「それで気付いてる?一条も結構人気あるんだぜ?その艶びやかな黒髪長髪ロング!!いじめられたがりには堪らない姉御で強気な口調!!学年でもかなりの上位に入りますよ?でさ~さっき気になったんだけど、なんだっけ?電話の被害者だっけ?俺わかるよ?」
「えぇ!?夢見ちゃんそんなに人気あるの!?ライバル出現の危機だなぁ…」
「七海そんなことどうでもいいわ、心配しなくても大丈夫だから」
話が流れないように、夢見が七海の相手をし、蒼空が大地から聞き出す。実に理に適ったコンビネーションである。
最初のコメントを投稿しよう!