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そして蒼空は的確な情報を聞き出し、夢見はウンザリするやり取りをそれぞれ続けだした。
「おい大地…お前七海が言ってた被害者が何のことか知ってんのか?」
「あれだろ?最近噂になってる不審な電話の後に殺されるってやつ」
「ゆ、夢見ちゃん…私今日ホントに嬉しすぎる…信じるよ?夢見ちゃんが私のこと大好きだって信じるよ?」
「はぁ…好きにして……やっぱあんたの相手疲れるから、あたし嫌」
「電話の後に自殺するんだろ?俺らはそう聞いてるぞ?」
「噂はあくまで噂なのかねぇ?でも多分殺される方があってるぞ?…聞きたい?」
「夢見ちゃん!!私もう離さないからね?一生そばにいるからね!?」
「嫌よ気持ち悪い……あんたに電話かかってきたら、あたし嬉しいわよ」
「大地…詳しく話せ」
「霧島、お前も物好きだねぇ?でもタダってわけにゃいかねぇな?そうだな…今度飯でも奢れよ」
「私は夢見ちゃんから電話かかってきたら凄い嬉しいよ?最近夢見ちゃんあまり電話くれないもん…」
「そうゆうこと言ってんじゃないわよ……わかったわ…また掛けてあげるから落ち着いて」
夢見と蒼空は、お互い少し困ったような顔をしながら目を合わす。
そうしてやっと七海が蒼空達の会話に耳を貸す。
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