†…3…†

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「で、蒼空達はなんの話してるの?」 「あんたホントに何も聞いてなかったの…?」 「だって夢見ちゃんが嬉しいこと言ってくれるから…」 だが七海は、彼らの話に混ざる気があるのか、相変わらず怪しいところである。 「それより大地、その情報は確かか?」 「確かだぜ?だから飯奢れ、カツカツなんだよ」 「森野くん、そうゆうのは先に情報言ってからよ?内容次第じゃ好きなだけ奢ってあげるわよ。彼がね」 と、夢見は蒼空を犠牲にし情報を聞き出す。 「なんで俺なんだよ…一条さんが作ってやればいいだろ…」 「よし!乗った!!外食も美少女の手料理も頂きます!!」 「よし!じゃぁ私も夢見ちゃんの手料理頂きます!!さぁ大地くん!その内容を言うときです!!」 そして自分も被害を喰らう夢見…自業自得である。 「ちょっとあんた達、何勝手に決めてんのよ!?」 「と言っても俺は詳しいことはわからねぇんだよ…」 「それで飯奢れはないな」 「大地くん、早く挽回の言葉を…夢見ちゃんの手料理がなくなっちゃう…」 一人だけ目的が違う七海はやはり、話に混ざりきれてはいないようだ。 「あたし手料理なんてイヤよ?なんであんた達に作らないといけないのよ?」 そして、珍しく本題そっちのけで焦る夢見もはずれ掛けている。
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