1章†…予知夢…†

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「朝っぱらから元気無い顔してるねぇー何?何かあったの?」 朝早くからの突然の来訪者、背丈はお世辞にも大きいとは言えない小柄の少女、月波七海(つきなみ ななみ)は夢見の数少ない友人である。 朝早くに訪れたのは常識がないためではない、恐らく独り暮らしの夢見を心配してのことであろう。 「元気がない…理由があるとしたらあんたが朝早くから迷惑かけにきたからかしら」 「夢見ちゃん朝からひどいこと言うね…」 「当たり前でしょ?普通こんな時間に人の家に行く人はいないわよ。で、用件は何?」 「別に用事ってほどじゃないよ、暇してるかと思って構いにきてあげたの」 「そう…生憎あんたに付き合われる程暇じゃないから」 事実、無駄に早起きをしてしまった夢見だが、素直ではないためかそう言いのけると玄関を閉めようとした。が、七海はそれを必死で止め、夢見に室内にいれてもらえるように懇願していた
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