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やはり今朝の夢のことは言わないべきだろうか?
言ったところでどうせ何も出来ないし…でも話があると改めて言ってしまった手前、言うしか…いや、でもやっぱり…
そんなことを考えながら、夢見は授業そっちのけで机に突っ伏していた。
もしもあれが予知夢じゃなくてただの夢なら…
そんなことはあり得ないとわかっているがために、いつもいつも淡い期待を抱いてしまう。
そして何時ものように深い深い溜め息を無意識のうちにつく。
「夢見ちゃん…溜め息凄いよ?あいつに聞こえたら大変だよ?」
夢見の席の後ろから、七海が聞こえるか聞こえないかといった声量で、黒板に必死に乱雑な字を書く教師を指差しながら言った。
それを「わかってる」といったような目で軽く振り返りながら苦笑いを浮かべる夢見
がしかし、後ろから様子を見ていた七海もまた小さく溜め息をつく
何故なら夢見が再び溜め息をついているからだ。
夢見ちゃん何かあったのかな…突っ伏すなんて珍しいし…
と、考えてはみるものの答えはわからない
すると七海は頭を抱え込んでしまった。
目の前にあるノートに書かれている問題の答えも全くわからないのだ。
問題は山積みだなぁ…
と一人悶々とする七海であった。
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