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そんなこんなで道場前
和風の門を潜り、飛影は敷地内へと入る。
「今日は…稽古の日じゃないから静かだな…」
いつもなら割れんばかりの掛け声と、竹刀と竹刀、そして鎧に打ち付ける音が響いているのだが
今日はそれもないせいか、静寂が道場を包んでいた。
「……親父、入るぞー」
飛影が道場の扉を開けたその瞬間であった
飛影に向かって木刀が飛んで来たのだ、それはもう勢いよく。
「うぉわあっ!?」
驚きながらも飛んで来た木刀をギリギリで横に跳んで回避した
「危っぶな!?
何しやがるクソ親…「馬鹿者!!」ぐおっ!?」
いつの間にか目の前にいた父親におもいっきりハリセンで叩かれた飛影。かなり痛かったのか
頭を押さえたまま暫く悶えていた。
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