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そして2時間後、ようやく話が終わり一息つく親父
俺は頭の中で話を整理していた
親父曰く、この刀はその昔、武士だった頃の御先祖様が狼の妖怪と出会い、三日三晩戦い抜き
決着がつかず、御先祖様を気に入った狼が6つの爪を折ると、その爪が刀になったとか
そしてその刀を修練の末に使いこなし、様々な型を収めたのが横に置かれている古本なのだと…
「なぁ、親父、刀があるのはわかった、でもさぁ、流石に狼の妖怪はないだろ…」
昔からよく伝わっているパターンの話だが、あれらは全て架空だ、作り話だ
まったく、まさかこの家系にその類いの物があるなんて
でも…もしそれが事実だったとしたらと、少し思って興奮している俺がいる。
それに気がつき、苦笑してしまい、親父に変な風に見られた
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